コスパ最高スパニッシュアメリカン(語学学校)
バレエアーツに1年通ったあと、スパニッシュアメリカンという格安語学学校に転校しました。
当時はタイムズスクエアのハードロックカフェと同じビルにありましたが、今はペンステーションの近くに移動しました。
スパニッシュアメリカンというだけあって、先生はほとんどラティーノでした。他は、ロシア人の先生が2人と黒人の先生が1人だったかな。
大嫌いだった語学学校になぜまた通い始めたかというと、その頃コミュニティカレッジで勉強したいと思いが芽生えはじめたからです。
コミュニティカレッジに行くにはTOEFLが必須だったので、文法のクラス(grammar)、会話のクラス(conversation)、あとTOEFLクラスを2コマ取りました。
ここは、本当にゆるーい学校だったので、最低週3日行けばOKでした。先生たちは真面目に教えてくれるし、日本人も少ないので、他の学校よりコスパはいいんじゃないかと思います。
(あ、でも男性の先生はあまりちゃんとやってない人が多いように感じました。女性の先生のクラスを取ったほうがいいかも...)
ここは学費が1ヶ月350ドルくらいでした。長期で申し込むほど安くなります。そして週ごとに分割でも払うことができるので、留学生のお財布にも優しいです。短期間の申し込みでも2年有効のI-20が発行されることには驚きでした。
授業の時間は朝、昼、夜と選べ、英会話以外にも会計やフォトショップ、コンピュータのクラスもあるので、社会人の留学にはオススメの学校です。
こういった格安語学学校は留学エージェントは教えてくれないので、現地に着いて知り合いに教えてもらうことがほとんどです。
他に格安語学学校で有名なのが、
ブルーデータインターナショナルです。
チラ見したことしかないのですが、とても綺麗なビルに入っています。ただ、バイト漬けの日本人がたくさんいると聞き、それがなんとなく嫌だったのでスパニッシュアメリカンを選びました。
私の個人的な意見としては、語学学校はどこに行っても本人次第で伸びる人は伸びると思いました。ただ、格安語学学校だと周りにつられて勉強しなくなるようにも思いました。
学費が高ければ良いということもないけど、できればコミュニティカレッジのESLに行くのが1番いいんじゃないかなと思います。私は今からでも行きたい...
コミュニティカレッジに行く計画は、結婚やら出産で中断してしまいましたが、こどもが手がかからなくなったら、通いたいと思っています。
自分に言い聞かせてみる。
【勉強したくなった時がその人のタイミング】
1年通ったバレエアーツ(Ballet Artrs)
語学学校が想像以上に退屈で、全く行く気にならなかった私は、入学1ヶ月でBallet Artsというバレエの学校に転校しました。
語学学校の学費は少ししか返金されないとわかっていたけど、それでも行きたくなくて転校しました。
転校の手続きは結構簡単で、転校先から入学許可証(I-20)を発行してもらい、残高証明を提出すれば手続きは完了です。
さてさて本題のバレエアーツ。
場所はカーネギーホールの向かいのシティセンターの中にあります。
今年で80周年から90周年(どっちだっけな?)を迎える老舗ダンス学校です。
ここは学生ビザ(F-1VISA)を発行しているダンス学校にしては比較的学費が安く、おまけにアテンダンス(出席日数)もゆるいので、ビザをキープするために来てる留学生がたくさんいます。
学費は、私が通っていた時は確か1ヶ月500ドルだった気がします。今は値上がりしたと聞きました。
バレエアーツの入り口は6階にあります。
女性更衣室に直接向かう時は、エレベーターの6Mボタンを押します。
狭ーい更衣室の横には狭ーい階段の踊り場があり、私はいつもそこでストレッチをしてました。
ミュージカル『コーラスライン』の♪せまーい階段のうえーって歌が聞こえてきそうです。
バレエアーツはスーパー初心者のクラスから、プロレベルのレッスン、その他ヨガやピラティスといったボディケアのクラスが1日中やってます。素晴らしい先生もたくさんいます。しかもスタジオも超広いです。どのくらい広いかというと、ピケ、ピケ、ピケ、ピケ、ストゥニュ、ストゥニュ、シャッセ、アラベスクが2セットできるくらいです。
が、
しかし、
毎日通うとなると結構しんどいです。
規定の一月50クラスを達成するのは思ってるより大変でした。(私はいつも達してなかったけど。)
ニューヨークにヒップホップなどのストリート系のダンスをしにきた人にはかなりの苦行だと思います。バレエはダンスの基礎だから絶対にためになるけど、やっぱり他のジャンルの人にはつまらないと思います。
私は1年通ってみて、バレエアーツに行って良かったと思ってるし、基礎の大切さを改めて実感したけれど、バレリーナになるわけでもないのに、ここに2年も3年も通う意味が見出せず、1年でまた語学学校に戻りました。
今はオープンクラスで好きな先生のレッスンを受けています。趣味で通うにはとても良いスタジオだと思います。
自分に言い聞かせてみる。
【心に?が浮かんだら方向転換】
NYバイト事情
SOHOのお洒落なカフェで可愛いエプロンかけてベレー帽かぶってエスプレッソ作って...
なんてバイトにはなかなかありつけません。
渡米間もない人にできるアルバイトといったら、
日本食レストランのウエイトレス(ウエイター)もしくは、食器下げ専門のバスガール(バスボーイ)
日系スーパーのレジ、品出し、お惣菜作り
ベビーシッター
宿の掃除やカギの受け渡し業務
カラオケバーや飲み屋の接客業
このくらいです。
英語が喋れないことや、労働許可がないことをいいことに、すごーく安く使われます。
ではでは、気になる時給の発表です。(私の経験をもとにしているので、場所によって多少前後しますのでご了承ください。)
まずレストラン。
時給$3〜$5 +チップ
もしくは時給$9〜11チップ無し
チップは最初は50%くらいから始まり、ベテランウエイトレスになるとたっぷり(ディナーで$100前後)もらえるようになります。
次は日系スーパー。
レジ打ち品出しは時給$8〜9
お惣菜作りは時給$7〜8
日系スーパーの手巻き寿司部門の面接に行ったことがあるのですが、あまりの時給の低さにびっくりしてお断りしました。
次はベビーシッター。
日本人の相場は時給$12〜$15くらい。
私はニューヨークに来てからずっとベビーシッターをやっていました。時給$15で長ワガママ小学生、時給$13で二人兄弟(幼児)のシッターをしていました。
こどもの世話ほど疲れるものはありませんね。
ベビーシッターを経験して言えることは、絶対に私は学生ベビーシッターを雇いません。だって私いつも昼寝してたもん。爆
次に宿の管理バイト。
これは単発だけど、小1時間で$40前後貰えるので結構美味しいバイトでした。airbnbをやってるアパートを2箇所掛け持ちしていたので、観光シーズンの夏と年末はホクホクでした。
最後は飲み屋ですね。
だいたいどこも時給$15です。
あとはお酒飲んだり、お客さんを連れてくれば、頑張った分だけもらえます。ただ深夜帰りは大変です。
といった感じなのですが、この時給で家賃と学費を払っていくのは結構大変でした。1日10時間以上ベビーシッターしている日もありました。大変なバイトでしたが、自身の育児にかなり役に立っているので、ベビーシッターは本当に経験しておいて良かったです。
生きていくためには、これはやだあれはやだなんて言ってられませんでした。
自分の心に言い聞かせてみる。
【まぁ、いつか役に立つ日がくるさ】
アメリカに来て太る?痩せる?
アメリカに行く、と言うと
『帰って来る頃にはアメリカンサイズになってそうだね。』
と言った声が聞こえてきたりします。
だって街中に
こんなカップケーキや
こんなパンケーキや
こんなでっかいティラミスやチーズケーキや
こんな...
フライドチキンが乗ったワッフル!?
などなど、高カロリーグルメで溢れているのです。
おまけに量が半端ない。
で、実際のところどうかというと...
私の場合は
太る→太る→痩せる→太る→妊娠で11キロ増し→痩せる→太る→痩せる
です。(2014年11月〜2017年7月末調べ。)
私の太った要因は...
でかいサイズに慣れてしまった。
バイトのまかないを山盛り食べてた。
スタバで甘いドリンクを買うのが癖になってた。
飲み仲間と飲みすぎてた。
臨月の時はストレスフリーで食べまくった。
こんな感じです。ハーゲンダッツ大も、特大ポテチも、普通にひとりで食べ切れるようになりました!(自慢になんねー。)
そして、逆に痩せた要因は...
超ストイック健康志向な一部のニューヨーカーの真似をしてみた。
食品添加物を避け始めた。
節約のためにも家で食べるご飯をめちゃくちゃ質素にした。
ピタッとした服や、短パンを買って、自分にプレッシャーをかけてみた。
今は筋肉がだいぶついて見た目はちょっと太めですが、体重は21歳の頃と同じです。
普通にポテチもアイスも食べるけど、上記の痩せた要因をうまーく生活に取り入れれば、激太りすることはありません。(今の所。)
まぁ、でも日本に行ったら普通にデカイ女として扱われるんだろうけどね。爆
自分の心に言い聞かせてみる。
【世界標準で見れば私は細い】
語学学校つまんねー!!
学生ビザをとったからには、必ず何かしらの学校に行かないといけないのですが、私にとって語学学校は、それはそれは退屈な場所でした。
私が最初に通ったのは、『ZONI』という世界中に支部があるマンモス語学学校です。授業料は真ん中レベルだけどまあまあします。教科書代も高い。日本人もたくさんいました。本当に本当につまんなくて、初日で辞めたくなりました。
時間が合わないのかなと思い、午前コースと午後コース両方試してみて出た答え...
1日5時間も座ってらんねーよ。笑
ZONIは出席日数に厳しいので、連続して休んだら即強制帰国です。英語で言うと『Kick out!!』
というわけで、出席日数ギリギリをキープしながらなんとかかんとか通ってみるも、1ヶ月でもう限界。急いで転校の手続きをすることになるのです。
自分に言い聞かせてみる。
【イヤイヤやっても身につかなくない?】
お寿司屋さんのバイトで血尿が出た話
学生ビザを取って、ニューヨークに戻って来てすぐの頃の話です。
私、本当に本当に貯金ギリギリで来たので、到着した3日後にはお寿司屋さんにいました。もちろん美味しいお寿司を食べに来たわけではありません。
働きに来たんです。涙
そこは日本人経営のまあまあ人気店で、人手が足りないということで、経験ゼロの私でも即採用でした。
面接の時に、『英語はまだ全然喋れないので、キッチン作業でお願いします。』と伝え、キッチン採用になったはずなのですが、結局人手不足ということで、ウエイトレスにかりだされました。
当時の私は本当にイッパイイッパイで、先輩たちが言ってる日本語すら理解できませんでした。
ちぇっく?(お会計)
あめっくす?(AmericanExpress)
あぱたいざー?(前菜)
だっさい?(獺祭)
かんのこ?(神の河)
せるつぁー?(炭酸水)
しーあーちん?(Sea Urchin ウニ)
まっきゅえる?(Mackerel 鯖)
ばうんちー?(バウンティとはアメリカの超頑丈なキッチンペーパーのこと。)
と、まぁ酷いもんだ。笑
こんな状態でマトモに働けるわけもなく、先輩方には大変ご迷惑をおかけしました。というか、先輩のお姉様たちが怖くて怖くて、言われたことが全く頭に入ってこないループに陥ってました。
朝9時半に入ってランチ営業の準備、ウエイトレス業務と洗い物して、2時半に賄い食べて、4時半まで仮眠。乾燥した客席での仮眠は、かなり体力が消耗されます。そしてその後、11時過ぎまでディナー営業、タイムカードを切る頃にはボロボロになるのです。
ただ大将にだけは気に入ってもらえて、閉店後に日本酒の勉強という名目で、深夜3時過ぎまで酒盛りが続くのでした。酒飲みの私にとって、それはそれは最高のご褒美タイムでした。
毎日毎日辞めたいと思ったけど、唯一、店前の並木道の掃き掃除をしている時は『ここはニューヨークなんだ!』と感じることができ、ひとりワクワクしてた。冷たい北風も気持ちよかった。
と、まあ、こんな感じで3週間頑張りました。
(たったの3週間かよってツッコミお待ちしてます。)
ガッツリゆとり世代の私は、苦手分野に関しては特段に打たれ弱く、ある日血尿が出たのです。笑
当時私は保険に加入していなかったため、病院代でバイト代が消えることを恐れて辞めました。
これが私のNY初バイトです。
最後に超余談なのだけども、
私の旦那さんの元カノが、昔同じお寿司屋さんでバイトしてたそうです。 日本人社会の狭さを思い知りました...
自分の心に言い聞かせる。
【適材適所、適材適所】
遊び呆けた夏
初めてニューヨークに来た夏、
私は遊び呆けた。笑
だって楽しんだもん。
いっくらでもお外にいられるんだもん。
『ダンス留学』という名目で来たので、一応クラスは受ける。そのあと遊び呆けた。クラスをサボった日も遊び呆けた。笑
パンケーキ食べたり、
ミュージカル観たり、
セントラルパークで日向ぼっこしたり、
壁の絵を見たり、
出演者全員全裸のショーを観たり、
毎日激甘フラペチーノ(グランデサイズ)を手に、ひたすらマンハッタン中を歩きまわった。
生まれて初めてこんな生活をしました。
しかも3カ月も。笑
もう最高に最高に楽しくて、人生で最高の夏だったと思います。
後にちょっと苦労はするんだけども、あの『最高に楽しい夏』を経験したから、ニューヨークに絶対戻ってくると決めれたし、実際それを実現することができた。
自分の心に言い聞かせる。
【どうせ遊ぶならとことん遊ぶ】